元々は飼っている柴犬の為に、低刺激で安心できるシャンプーとして考えました。
アルコールフリー(なし)にこだわった経緯はそこでした。
手作りドッグソープとして教えられている物は、
固形石けんを溶かして、泡泡にして使うものが多いのです。
石けんを溶かすのにかなり時間がかかるのが厳しくて。。。
どうせ溶かして液体石鹸にするなら、
初めからリキッドソープの方が楽だなと考えました。
リキッドソープ(液体石けん)で、
アルコールフリーがいい!!
でも、ホットプロセス法のように時間をかけて湯煎するのは、大変だし...
それに、ソフトオイルメインのレシピで長時間熱をかける事も、オイルが傷まないか&分離しないか心配...
そこで、けん化促進を「湯煎でしない方法」を追加して考えたのが、今回ご紹介するレシピと作り方です。
とても簡単で、アルカリとオイルを合わせてから10分もかからず出来上がります!
そして、エタノールではなく、グリセリンでけん化を早める方法で作るのでしっとり感が最大の魅力♡
今回ご紹介するレシピと作り方の特徴をまとめますと、
- リキッドソープを作る → 固形より簡単に早く泡が立つから
- アルコールなしで作る → 低刺激だから
- グリセリンけん化法で作る → 簡単に作れる&非加熱だから
*どのオイル配合でも作れるので、目的に合わせて自由にレシピが組めます。
作りやすさ、使用感の面でリキッドソープは、
この作り方がベストと自信を持ってオススメします!
愛犬がキッカケで考えたレシピでしたが、
コロナ禍で、友人や家族など多くの人にハンドソープとして使っていただき「本当に洗い上がりがしっとりだね!」と喜んでいただいたリキッドソープです。
みなさまにもお役に立ちますように♡
愛犬も飼い主さんも家族みんなで使える♪リキッドソープのレシピ
しっとりタイプのレシピです。
季節や肌質、(ドッグソープとしてなら)わんちゃんの状態でアレンジしてみてください♡
レシピ(200gバッチ)
- オリーブ油 100g(50%)
- マカダミアナッツ油 20g(10%)
- 米油 20g(10%)
- パーム核油 40g(20%)
- ひまし油 20g(10%)
- 苛性カリ(純度95%) 41g(けん化率 約97%)
- 精製水 60g(オイルの30%)
- 濃グリセリン 60g(オイルの30%)
- 精製水 10g(グリセリンに混ぜる分)
*濃グリセリン60gと精製水10gは、局方グリセリン70gに置き換えてもOK
↓局方グリセリン(100mlと500gあり)
↓濃グリセリン(植物性グリセリン)
↓アロマグレードなので高め
作り方とレシピのポイント&注意点
作り方
- オイルを計量し、70℃ぐらいまで温める。
- グリセリンに精製水10gを入れ混ぜ、70℃ぐらいまで温める。
- 精製水60gに苛性カリを入れ溶かす。(冷まさない)
- 3に2を入れ、よく混ぜ合わせる。
- 1のオイルに、4を入れて軽く混ぜ、ブレンダー使って、しっかりトレース(クリーム状)が出るまで混ぜる。
↓こんな感じでガッチリトレース
- クリーム状になってきたけどゆるいかなと思う時は、数分放置してみる。
→分離したり油が浮いてこなければOK! - タッパーなどに入れて、1〜2日程度保温する。
(phが下がっていれば、保温なしでもすぐに使えます)
- グリセリンは融点が非常に高い → 電子レンジを使う時は温度の上がり過ぎに注意
- ブレンダーを使う際、熱が上がりすぎないように注意
(80〜85℃を超えると分離する可能性があります。) - 精油は希釈後にお好みで
レシピの補足説明
今回は、グリセリンの分量を水分の半分程度にしました。
水分の全量グリセリンにする方法もありますが、グリセリンは粘りがあり融点が高いので、苛性カリを溶かすのが大変です。
手軽に作れる方がいいし、半分程度でも作れるのでこちらをオススメします。
ちなみに、グリセリンに精製水10gを先に混ぜるのは、温度調整しやすくなるからです。
(湯煎の場合→グリセリンのみだとなかなか70℃にならない。電子レンジの場合→温度が上がりすぎる)
作り慣れている方は、精製水10g無しでその分グリセリン10gプラスしてもOKです。
お好みで2〜4倍程度に希釈して使います。
↓こんな感じで泡泡になります〜。
人用にも、泡ポンプに入れて、毎日の手洗いにも是非使ってみてくださいね。
低刺激でお子様にも安心&洗い上がりがとってもしっとり♡です。
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